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サハラ以南のアフリカの一問一答と流れの解説

赤道を中心とした自然、植民地支配の影響とモノカルチャー経済、資源と新しい経済の動きを学びます。まず流れの解説を読み、一問一答(25問)と、用語から説明を選ぶ4択で確認します。

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一度の正解は「正解済み」、別の日にも正解すると「定着」と表示します。

流れの解説

赤道を中心とした自然

アフリカ大陸は赤道をはさんで南北にほぼ対称に気候帯が並んでいます。赤道付近のコンゴ川の流域には熱帯雨林が広がり、その南北にはサバナ、さらにステップと砂漠が続きます。北のサハラ砂漠に対し、南には大西洋岸のナミブ砂漠や内陸のカラハリ砂漠があります。大陸の南端のケープタウン付近は、地中海性気候です。

大陸の大部分は安定陸塊の高原で、東部には大地溝帯が南北に延び、その周辺にキリマンジャロ山などの火山や、ヴィクトリア湖などの湖があります。キリマンジャロ山は赤道の近くにありながら山頂付近に氷河が見られますが、近年は縮小が進んでいます。東アフリカの高原は標高が高いため、赤道に近くても涼しく、ケニアの首都ナイロビも高原に位置しています。

西アフリカでは、ニジェール川が内陸を大きく弧を描いて流れ、ギニア湾に注いでいます。サハラ砂漠の南の縁のサヘルでは、干ばつや過放牧による砂漠化が深刻です。

植民地支配とモノカルチャー経済

アフリカの大部分は、19世紀末までにヨーロッパの国々によって分割され、植民地とされました。そのとき引かれた直線的な国境は、民族の分布と一致しないことが多く、独立後の内戦や対立の一因となりました。第二次世界大戦後には独立が相次ぎ、17の国が独立した1960年はアフリカの年と呼ばれます。

植民地時代には、欧米の需要に合わせて、カカオや茶、コーヒーなどの輸出向けの作物と、鉱産資源の開発が進められました。そのため独立後も、少数の一次産品の輸出に頼るモノカルチャー経済の国が多く残りました。国際価格が下がると輸出の収入が大きく減り、経済が不安定になりやすいことが課題です。ギニア湾に面したコートジボワールのカカオ豆、ナイジェリアの原油などがその例です。

公用語にも植民地時代の影響が残っています。西アフリカや中部アフリカにはフランス語を公用語とする国が、東アフリカや南部アフリカには英語を公用語とする国が多く、旧宗主国との経済的な結び付きも続いています。

豊かな鉱産資源

アフリカには豊かな鉱産資源があります。南アフリカ共和国では、19世紀にキンバリーでダイヤモンドが、その後ヨハネスバーグの周辺で金が発見され、鉱業を基盤に工業が発達しました。ザンビアからコンゴ民主共和国にかけてはカッパーベルトと呼ばれる銅の産地が広がり、内陸国ザンビアの銅を運び出すため、タンザニアの港まで続くタンザン鉄道が建設されました。

ボツワナはダイヤモンドの輸出で経済を成長させた国として知られます。近年は、電子機器に欠かせないレアメタルの産地としてもアフリカが注目されています。一方で、資源の利益が一部の人々に偏ったり、資源をめぐって紛争が起こったりする問題も見られます。

鉱産資源を原料のまま輸出するだけでなく、国内で加工して付加価値を高めることが、多くの国の目標になっています。そのためには電力や交通の整備と人材の育成が欠かせません。

南アフリカ共和国の歩み

南アフリカ共和国では、白人が政治や経済を支配し、白人以外の人々を差別する人種隔離政策のアパルトヘイトが続いていました。国際的な批判と国内の運動の高まりによって、1991年に関連する法律が廃止され、1994年には全人種が参加した選挙でマンデラが初めての黒人の大統領となりました。

南アフリカ共和国はアフリカで最も工業化の進んだ国の一つで、鉱業に加えて自動車などの工業も盛んです。しかし、人種による所得の格差や失業は今も大きな課題として残っています。ケープタウンの周辺では、地中海性気候を生かしたぶどうの栽培とワインの生産が行われています。

変わりゆくアフリカの経済と社会

アフリカは人口が急速に増えている地域で、若い世代が多く、都市化も進んでいます。ナイジェリアのラゴスのような大都市には農村から多くの人々が流入し、スラムの拡大や雇用の不足が問題になっています。エチオピアの首都アディスアベバにはアフリカ連合の本部が置かれ、アフリカの国々の協力の拠点となっています。

固定電話の回線が整う前に携帯電話が普及したことで、ケニアでは携帯電話を使って送金や支払いができるエムペサが広く使われるようになりました。東アフリカでは、スワヒリ語が民族を越えた共通の言語として使われています。タンザニアのセレンゲティ国立公園などのサバナには多くの野生動物が生息し、観光の資源となっています。アフリカの南東の沖のマダガスカルでは、東南アジア系の人々を祖先とする文化が見られ、稲作も行われています。エチオピアは、コーヒーの原産地とされる国です。

近年は、中国などの国々がアフリカで道路や鉄道、港湾の建設に投資し、資源の輸入や製品の輸出を通じた結び付きを強めています。インフラの整備が進む一方で、借入金の返済の負担が重くなることを心配する声もあります。

一問一答

問題一覧を開き、答えの帯を押すと答えが出ます。

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  1. 1
    アフリカ大陸の最高峰で、赤道の近くにありながら山頂付近に氷河が見られる山は何か。
    キリマンジャロ山別解:キリマンジャロ
  2. 2
    アフリカ中部を流れ、赤道付近の熱帯雨林を流域とする河川は何か。
    コンゴ川
  3. 3
    西アフリカの内陸を大きく弧を描いて流れ、ギニア湾に注ぐ河川は何か。
    ニジェール川
  4. 4
    アフリカ大陸南西部の大西洋岸に広がる海岸砂漠は何か。
    ナミブ砂漠
  5. 5
    アフリカ大陸南部の内陸に広がる、乾燥した盆地状の砂漠は何か。
    カラハリ砂漠
  6. 6
    ウガンダ・ケニア・タンザニアにまたがり、アフリカ最大の面積をもつ湖は何か。
    ヴィクトリア湖別解:ビクトリア湖
  7. 7
    17の国が独立し、アフリカの国々の独立が相次いだ1960年を何というか。
    アフリカの年
  8. 8
    少数の農産物や鉱産資源の生産と輸出に頼る経済を何というか。
    モノカルチャー経済
  9. 9
    ナイジェリアで、ニジェール川の三角州の周辺で産出し、輸出の大部分を占めてきた資源は何か。
    原油別解:石油
  10. 10
    ナイジェリアの旧首都で、ギニア湾に面した同国最大の都市はどこか。
    ラゴス
  11. 11
    エチオピアの高原が原産地とされ、エチオピアで現在も栽培と飲用の文化が根付いている作物は何か。
    コーヒー別解:コーヒー豆
  12. 12
    ケニアの首都で、赤道に近いが標高1600mを超える高原にあり、比較的涼しい都市はどこか。
    ナイロビ
  13. 13
    南アフリカ共和国のキンバリーで19世紀に発見され、採掘が始まった鉱物は何か。
    ダイヤモンド
  14. 14
    南アフリカ共和国で最大の都市で、金の採掘を基盤に発展した都市はどこか。
    ヨハネスバーグ別解:ヨハネスブルク
  15. 15
    ザンビアからコンゴ民主共和国にかけて広がる、銅の産地を何というか。
    カッパーベルト
  16. 16
    内陸国ザンビアの銅を運び出すため、タンザニアの港まで建設された鉄道を何というか。
    タンザン鉄道別解:タンザム鉄道
  17. 17
    ケニアで普及した、携帯電話を使って送金や支払いができるサービスは何か。
    エムペサ別解:M-PESA、Mペサ、M-Pesa
  18. 18
    ケニアやタンザニアなど東アフリカで、共通の言語として広く話されている言語は何か。
    スワヒリ語
  19. 19
    タンザニアにあり、サバナに多くの野生動物が生息することで知られる国立公園は何か。
    セレンゲティ国立公園別解:セレンゲティ
  20. 20
    ギニア湾に面し、カカオ豆の生産と輸出が盛んで、首都をヤムスクロに置く国はどこか。
    コートジボワール
  21. 21
    アパルトヘイトの廃止後、1994年に南アフリカ共和国で初めての黒人の大統領となった人物は誰か。
    マンデラ別解:ネルソン・マンデラ
  22. 22
    アフリカ大陸の南東の沖にある島国で、東南アジアから渡ってきた人々の言語や文化の影響が強く、稲作が盛んな国はどこか。
    マダガスカル
  23. 23
    アフリカ南部の内陸国で、ダイヤモンドの輸出によって経済を成長させた国はどこか。
    ボツワナ
  24. 24
    エチオピアの首都で、アフリカ連合の本部が置かれている都市はどこか。
    アディスアベバ別解:アジスアベバ
  25. 25
    南アフリカ共和国の南西端に位置し、地中海性気候のもとでぶどうの栽培が盛んな港湾都市はどこか。
    ケープタウン

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